こんにちはセレンです!前回に引き続き今回も自称進学校(偏差値55)に通っていた僕の浪人時代の成績(後編)を公開していきたいと思います!セレンの成績公開シリーズは前編(小中時代、高1~2)、中編(高3)、後編(浪人)の三段立てで構成していきたいと思います。どうやって自称進学校出身の僕が難関医学部医学科の合格を勝ち取ったか、その道のりを皆さんとともに振り返っていければと思います!また受験生である読者さんの参考になればと思います!ではさっそく続きを見ていきましょう!
- 医学部をまさに目指して勉強している高校3年生や浪人生の方
- 医学部を目指そうかなぁと考えている高校1年生、中学生の方
- 難関大を目指している受験生の方
- 医学部合格者の受験経験を参考にしたい方
↓↓↓前編と中編はこちらとなります!!あわせてお読みください!!↓↓↓
浪人時代の春
浪人が決定してからはまず「なぜ合格できなかったのか?」という理由を考えました。僕の場合は
- 基礎が全く完成してなかったのにもかかわらず、応用問題ばかり手をつけてしまった。
- 自称進学校出身も相まって、周りや先輩に医学部を目指す人がおらず、医学部受験事情を知らない情弱であった。
- 受験勉強を本格的に始めるタイミングが遅すぎた。
- 共通テストといった処理能力を要する問題は得意だったが、二次試験のような記述力を要する問題は苦手だった。
他にも細かな原因はいくつかありましたが、主にこの4つでした。よくありがちなミスを全部コンプリートしている感じです。
そして、同じ失敗を繰り返さないようにこれらの問題を「どう改善していくか?」を考えました。
1に関しては、浪人の夏休みまでしっかりと基礎を固める。2に関しては塾のチューターやインターネットなどで積極的に情報収集していく。3に関しては、浪人が決まってからは遊ぶばかりじゃなくてしっかりと受験勉強に取り組む。4は共通テストより二次試験偏重で勉強を進めていく。
この4つを意識して1年間過ごすと誓いました。
そして志望校はせっかくだからと千葉大学医学部医学科にしました。
そして3月からまた受験勉強を再開することとなります。
入塾した予備校は河合塾で、入塾テストでなんとかSUPER ONE WEX 国公立大医進コースに入塾させてもらうこととなります。
2021年度 4月 河合プライムステージ
東北大、千葉大医学部医学科E判定。
応用問題ばかりでまったく歯が立たず。
しかし代わりに後の模試の結果を見れば、基礎問題は大分定着している様子。
2021年 5月 第1回駿台全国模試
偏差値判定のデータは消えてしまいましたが、千葉大学医学部医学科はA判定だったと思います。
2021年 5月 第1回全統共通テスト模試
化学の偏差値が88.9!!!
千葉大学医学部医学科A判定。阪大医学部医学科B判定。東大理科一類B判定。
2021年 5月 第1回全統記述模試
総合で偏差値74!!
千葉大学医学部医学科A判定。阪大医学部医学科B判定。自治医科大学医学部医学科A判定。
浪人時代の夏
春から夏までは河合の基礎Tテキストを用いて、徹底的に基礎をある程度固めたため、順調にうまくいったと思います。河合塾の夏休みは1ヶ月半くらいありましたが、その間は河合のテキストを2、3周復習して定着させることに力を注ぎました。新しいことに手をつけるのではなく、今まで習った知識を受験で使えるようにする。これが大事だと思います。
そして河合の名物授業、夏期講習の『化学(速度と平衡)[発展]』を受け、夏で圧倒的に化学を受験の武器にしていきます。この講座はとても難しかったけれども、化学の理論分野で圧倒的に自信をつけさせてくれる、化学の計算処理がうまくなることが出来る、そんな授業でした。
適度に息抜きもしつつ、あっという間に夏休みは過ぎて、河合の後期の授業がスタートします。
2021年 7月 第2回全統共通テスト模試
東北大、名大医学部医学科B判定。筑波大学医学群医学科B判定。
理数系の科目を武器としていきます。
2021年 8月 第2回全統記述模試
東北大、千葉大医学部医学科C判定。
数学に勉強時間を割きすぎてバランスが悪くなったのでまた計画を修正した。
2021年 8月 第1回名大入試オープン
数学72.2,化学76.2!!今後この2科目を主軸として戦っていくこととなります。
名大医学部医学科B判定。ここで自信をつけました。
浪人時代の秋
夏までは調子が良かったものの、秋で失速していきました。
「夏の段階でここまで偏差値がとれていたら医学部合格は楽勝だろ」と本気では思ってはいなかったものの、頭の片隅にはあって少し慢心してしまったこと。また後期の授業は難しい応用問題が多く、自分に必要ないと思った授業は積極的に切っていたりと授業に対する姿勢、意欲態度が悪くなってしまっていたことが原因だと思っています。
共通テストの勉強は一切せず、徹底的に二次力を上げることに全力を注ぐこととなります。
2021年 11月 東北大入試オープン
英語が足を引っ張ってしまった。数学と化学のおかげでなんとか持ちこたえた。
2021年 11月 第2回名大入試オープン
数学72.4,化学78.8と高偏差値をマーク。化学に関しては全体で41位!!
名大医学部医学科B判定。
2021年 11月 全統プレ共通テスト模試
千葉大学医学部医学科E判定。金沢大学医薬保健学域医学科C判定。
共通テスト対策を一切しないとここまで成績が落ちるのでちゃんと勉強をしましょう。
しかし、自分は現役時に培って共通テストの勉強法に自信があったのでそこまで問題ではなかった。
強いて言うならこの冬の時期に英文の読み方が突然分からなくなって、野球で言うイップスみたい状態になったので、リハビリして修正しました。
共通テスト本番
皆さんは知っていますか?悪夢の2022年の共通テストを…
過去問を解いたことがある現役受験生や大学生なら分かると思いますが、全体的にまあ難しい…
東大・京大・医学部研究室 by Y-SAPIX『2022年度 大学入学共通テスト平均点[中間集計]』より引用
上の表を見ていただければ分かるのですが、赤字がいっぱい!!!!
そう、平均点が去年と比べて、めちゃくちゃ下がった年でした。特に数1Aはめちゃくちゃ難しすぎて試験が終わった直後に「女子受験生が泣き出した」「問題用紙を破っている人がいる」といった事態。
そんな共通テストでしたが…
令和4年度 共通テスト(1月15日・16日)
728/900(80.9%)で、傾斜配点が732/900(81.3%)でした!!
千葉大学医学部医学科C判定。(ドッキング判定C判定)筑波大学医学部医学科C判定。(ドッキング判定B判定)中堅国公立大医学部医学科A判定。(ドッキング判定A判定)
一見去年の共通テストより点数が下がっているように見えますが(去年は773/900)、偏差値で見れば去年より上がっていることとなります。
ドッキング判定を踏まえて…
- C判定の第一志望の千葉大学医学部医学科
- B判定の第二志望の筑波大学医学部医学科
- A判定の第三志望の去年受けた地元の国立大医学部医学科
の3択に絞りました。
私立の医学部は考えておらず、国立一本で勝負するので2浪は考えておらず、限りなく確実に受かりたかったので、筑波大学か去年受けた大学の2択に絞りましたが、共通テストが難化したため、筑波大に東大、医科歯科、千葉大を目指していた上位受験生が流れてくる可能性が大きく、合格率が思っていたより下がる可能性があったため、安全校の去年受けた国立大医学部医学科を受けることとします。
そして、スムーズに2次試験の勉強を開始して迎えた本番…
令和4年度 医学科一般選抜 前期日程
392/600(65.3%)
(共通テストの圧縮傾斜点数+二次試験+面接)=(366+392+80)=838/1150(72.9%)(面接の点数は非公開、合格者平均の面接点は80点あたり)
この年のが合格者最低点は735.0/1150(63.9%)。平均点が787.4/1150(68.4%)。最高点が897.6/1150(78.1%)。
+103点合格。成績は中と上の間くらいの結果となりました。
去年受けたこともあって、出来は去年より良いことは確信していたので、「受かったな」と確信していました。しかし合格発表本番は緊張するものです。ドキドキしながらスマホで確認すると自分の受験番号が!うれしいと言うより安心したという気持ちでした。
無事に受験を終え、晴れ晴れ医大生として大学生活を迎えることが出来ました!
まとめ
以上セレンの浪人時代の成績を公開しました。いかがだったでしょうか?
現役に失敗した原因を分析し、それを改善していく。失敗したことを次に生かす姿勢が大事だと思います。受験勉強を通して、学力だけではなく、精神面や物に対する見方や姿勢も鍛えることが出来たと思います。人間的に成長することが出来るいい機会となりました。
受験勉強はつらいものですが、終わってみると案外悪くなかった、いい経験だったと思えると思います。今はつらいかもしれないですが自分の夢を叶えるための自己投資だと思うと気が楽になると思います。
心から皆さんの受験勉強を応援しています!!!
今後は受験生に役に立つ情報を発信していきたいと思っているので期待して待ってください!!!
では、また次の記事でお会いしましょう!!!!
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